どこかにあるはず

つまらない現実を楽で楽しくするための情報発信所

本を読んだ後、たくさんの人に何度も話すと記憶は強く残る。

 

学びを結果に変えるアウトプット大全

学びを結果に変えるアウトプット大全

 

 


 ブログを書くにあたり、アウトプットに
ついて悩んでいた。

 アウトプットの意味についても悩んでいた。

 

「世の中には、星の数ほどブログがある。
おもしろいブログも役に立つブログも
山ほどある」

 

「そんな状況なのに、わざわざ自分が新
しくブログを作る意味はある……のか?」

 

 ……的な悩みだ。
 
 何か解決のヒントになる本はないかと
探して見つけた本があった。

 

「アウトプット大全」

 作者は精神科医にて作家。樺沢紫苑氏。

 

 YouTubeやブログでライフハック関係の
情報発信をしている人なので知っている
人も多いかもしれない。
 
 この本で一番役立ったのは――。


「二週間に三回使った情報は、長期記憶される」
 
「人が身につけた情報は脳の海馬(かいば)に
一時保存される。そこは二週間ぐらい保存
される」

 

「海馬の情報は、何度も使われると脳が重要
な情報であると判断して側頭葉(そくとうよう)
へ移動する」
 
「コンビニのレジにあたるのが海馬。レジの
お金の金庫にいれるのが側頭葉」

 

 ……と作者は語っていた。

 また、その脳の仕組みを利用して、効率的な
読書と知識の深め方についての指導もあった。


「月に本を三冊しか読まないがそれを三人
以上に話す人間。月に本を十冊読むがそれを
誰にも話さない人間がいた場合――」

 

「月に本を三冊読んで三人以上に話した人間
のほうが圧倒的に知識が身につく」


 ああ……こういう情報は、もっと早く知り
たかったなーと後悔。

 

 二十年前とは言わないが、せめて十年前に
知っていれば、今とは別の人生があったの
かもしれない。

 

 でも、かりに知っていても根が怠け者だから
大して変わらない人生の可能性もある……が。

 

 また、覚えた知識は話すだけではなく、文字に
して書くことも記憶定着を強化してくれるそうだ。

 

 これからは自分の記憶力強化や備忘録もかねて、

このブログをつづけてみようと思った。

 

 この本の後半はアウトプットとはあまり関係
のない多種多様な生活の知恵がでてくる。
 
 読者によって、好き嫌いがわかれるようだが
その人の状況によっては役立つ部分もあるだろう。

 

 最初から最後までじっくり読まなくても、
目次を見て気になった項目だけを読む……という
辞書的な使い方もできる。

 

 ブログで情報発信をしようと考えている人。

 今の生活を改善しようと考えている人への入門
書として、わりとおススメの一冊だった。

滅びゆく世界で、しぶとく生きる人たちの映画

 

ニーチェの馬 (字幕版)

ニーチェの馬 (字幕版)

  • 発売日: 2013/11/26
  • メディア: Prime Video
 

 


 とんでもない映画を見た。
 
 時間は二時間半。楽しいことは何一つ起こら
ない。見ていて不安とストレスがどんどん
ふくれあがってゆく。

 しかし、なぜか最後まで目がはなせない映画だ。
 
 題名は「ニーチェの馬」という。
 2011年のハンガリー映画。全編はモノクロ
で撮影されている。

 

 哲学者ニーチェの体験からイメージを得て
作った映画だという。

 監督はタル・ベーラハンガリーでは巨匠と
呼ばれている映画監督のようだ。

 時代はたぶん、二十世紀より前? 国はたぶん、
ハンガリーの田舎? 
 まったく説明がない。そのへんは勝手に想像
するしかないらしい。

 主な登場人物は片腕が不自由な老人。それを
世話をする娘。
 あと、二人が飼っている馬だけ。

 脇役が少しだけ登場するが、ほとんど出番が

ない。
 出番があっても、すぐに去ってゆく。

 老人と娘は町はずれにある粗末な家で二人
暮らしをしている。

 朝起きて着替えて、井戸の水くむ。
 かまどの火を起こして、じゃがいもを食べる。

 

 外に出て馬に荷台をつないで走らせようと
する。そして、夜になって着替えて寝る。

 この映画では、老人と娘の面白みのない
単調な日常生活がひたすらつづく。
 しかも、二人にほとんどセリフがない。

 

「朝だから起きて」
「ごはんだよ」
「着替えを手伝って」

 

 ……ぐらいなもの。老人も娘も疲れたような
無表情。世間話もせず、笑顔も見せない。

 

 かわりに風の音が強い。家の外では暴風が吹いて
いる。
 暴風は何日たっても終わりがない。
 朝から夜まで、ひたすら暴風は吹き続ける。
 
 しばらくすると、異常気象というレベルを
こえていることに気づく。
 何らかの形で世界の終わりが来ている……のだ。

 

 世界の終わりの原因は不明。世界の終わりを
止めるヒーローもいない。

 二人は外界の人間とのつながりはなく、
完全に孤独だ。

 

 こんな生活はいやだ。こんな人生はいやだ。
こんな毎日がつづくなら、なんのために
生きているか分からない。
 
 見ていて何度もそう思った。
 だが、老人と娘は何も文句を言わない。

 

 不幸な人生でも、何も未来に希望がなくても
不平不満をもらさず、しぶとく生きようとして
いるのだ。

 

 監督はインタビューで語っていた。

 

「世界の終わりは静かにやってくる。死に近い
沈黙。孤独なまま終わる」

 

 まさに、そんな感じがする映画だった。
 世界の終わりが来た時。人はどうやって
生きるのか? 
 
 その一つの回答がこの映画かもしれない。
 
 暗く重い映画で時間も長い。
 見ていて楽しい映画ではない。

 

 それでも、きびしい現実世界を生きるため
に必要なものを教えてくれる映画だった。

 

 

自己紹介


「このブログを書いている人はどんな人?」


名前 ヤスダイサム 

性別 男

年齢 1977年生まれ

補足 静岡県在住。独身。一応接客業を少々。

趣味 読書。映画。音楽。
   アニメとマンガとゲームは一部をたしなむ。

   筋トレ&ジョギング&我流瞑想。
   読書記録。でも、たまにさぼるときもある。
   
   大好きな動物は猫。

特技 おもしろい情報を仕入れて、おもしろく人に
   話すこと。
   
   新しい友達作り。

 

好きな情報発信者 

 岡田斗司夫 町山智浩 宇多丸 

 熊代亨 PHA 浅井ラボ (敬称略)


 ……他にも多数いるけども、後に語る予定。

 

 

「今まで何をやってきた人?」


 人様に誇れることは何一つしてこなかった人。

 ドラえもんのび太の弱点。
 新世紀エヴァンゲリオン碇シンジの弱点。

 両者をミックスしたハイパーザコキャラ設定
の少年時代。
 および、青年時代を体験。

 さえない、モテない、情けない……を地でいく
ようなどうしようもない過去を持つ。

 他に語れることは――。

 少年期から青年期は映画とアニメをひたすら
見続けて、ひたすら読書をしつづける経験を
積んだ。
 ようするに、青春時代をドブに捨てたのである。

 青年期は定職につかず、多数の転職。

 ライトノベル作家を目指して、オリジナル
小説を書いて新人賞に何度も応募。
 すべて落選した経験がある。

 創作活動と並行して、SMSで多くの趣味友
との出会いと別れをくり返す。

 人が企画したオフ会やイベントに参加したり、
自分でオフ会を企画して仲間をあつめたりした。

 ネットで知り合って十年以上交流がある友人
もいる。
 新しい友人作りの技術を身につけたのは唯一の
才能……らしい?……とひかえめに申告したい。

 そして、中年時代の現在。
 少年時代からつづく、ハイパーザコキャラ設定
は改善しつつある。しかし、目指している理想の
自分にはほど遠い。

 収入も低いし、モテないし……。
 
 今後は、ルパン三世のような陽気な性格に
少しでも近づきたい。
 こち亀両津勘吉のようなエネルギッシュで
楽しい人生に少しでも近づけたい。
 
 そうした大いなる野望を持ち……精進
したいと思う日々である。

 


 「このブログは何なのか?」


 このブログでは、作者が今まで味わってきた
映画とアニメ。本と漫画の話をする予定。
 
 読者のつまらない現実世界を少しでも楽しく
する話。
 読者の苦しい人生を少しでも楽にする話をこの
ブログで書いていきたい。

 また、作者はうまくいかない中年人生の改善
方法を考えて、試行錯誤。修行鍛錬の毎日を送る。

 あれこれ挑戦して効果があった体験。
ライフハック情報をここで公開するため、みなに
役立ててもらえたらうれしい。

 同じような境遇であがきつづける人々に少し
でもプラスになる情報を生み出したいと思って
いる。

 


「どこかにあるはず……というブログの題名は
どんな意味? 何を探しているのか?」


 どこかにあるはず……と探しているのは幸福。
真の愛情。新しい友人。あるいは運命の人。
本当の天職。

「もしかしたら、自分が本当に行くべき理想郷が
この世のどこかにあるかもしれない」

 青年期にはそんなロマンを持っていた。

 中年期の現在は、そうした気持ちがほとんど
なくなり気力と体力は低下。
 疲労と眠気に打ちのめされる日々だ。

 ただ、現状を変える方法は、
「どこかにあるはず」と信じる気持ちは持って
いたい。
 そんな願いをこめてこの題名をつけた。